まちの構造屋さん

建築設計、おもに構造設計についての備忘録など。 ご意見・ご質問などコメントお待ちしております ♪(ページ右上にあります)

RC S 構造力学

たわみが大きい…どうする?

投稿日:2017年7月31日 更新日:

夏ですね。

音だけが聞こえてくる花火大会ほど嫌なものはありません! 一緒に見に行く人がほしい^^;

そんな話はおいといて、

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

部材を設計していてたわみが制限値を超えた…

こんなとき、皆さんならどうしていますか?

考えられる案としては…

①そもそもたわみの検討必要か考える。必要であれば制限値のチェック。

②荷重を見直す。

③部材のIを上げる。Cならば2Cにする等。

④連続梁にする。

⑤くっついている部材(スラブとか)の合成効果を考慮する。

⑥上から吊るor下から支える(方杖、張弦梁など)

⑦むくりをつける

⑧プレストレスをかける

⑨変形増大率を計算で求める

⑩実験で確かめる

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

④について、

等分布荷重wがかかる均等スパンの梁のたわみは…

単純梁のδmax1=(5/384)wl^4/EI … 5/384=0.0130  1

2連梁のδmax2=(1/185)  wl^4/EI … 1/185=0.0054  0.42

3連梁のδmax3=(1/145)wl^4/EI  … 1/145=0.0069   0.53

(※上記データの参考文献は、気になる方のみ、コメントでお聞きください(笑))

このように、梁のたわみは、単純梁を1とすると、1:0.42:0.53となります。

連続梁にすると、たわみは半分ぐらいになるんですね。

注意したいのは3連梁、これは2連梁よりもδmax、Mmaxともに少しだけ大きくなります。

連続梁にすればするほど小さくなるわけではないんですね(^-^)

 

 

 

たわみの検討をする際、SやRC部材なら大抵、曲げ変形のみを考慮すればOKですが、

CLT床の場合は、せん断変形も考慮するので要注意ですね。

 

こんなところでしょうか。また思いついたら追記したいと思います。

それでは、今日もがんばりましょう。

 

 

 

 

2+
いいね! 0
読み込み中...





  

-RC, S, 構造力学

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

柱梁仕口部の水平スチフナは省略できる?

H形鋼で、柱通し形式の場合、 柱梁接合部には、普通、水平スチフナを入れますよね。 「でも、ここに必要か?のけられるならのけたいんだけど」 って時に、どういう検討をすればいいのでしょうか。 「実務から見 …

RC規準2018のQ&Aと正誤表 更新

RC規準2018のQ&Aと正誤表が更新されています。 http://news-sv.aij.or.jp/kouzou/s48/ 鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説 created by R …

no image

設備に干渉するブレース

ここ何回か、確認申請が下りた後で言われたこと。 「ここの水平ブレースが設備の配管に干渉してるから、(水平ブレース)のけたらいかん❓」 こんなとき、 「ブレースが設備に干渉してるんじゃなく …

no image

耐震壁のせん断剛性低下率β

平19国交告第594号第2が出てから、 部材応力は弾性状態にあるものとして計算すること。になりました。 黄色本では、 長期及び短期の応力算定における原則は、鉄筋コンクリート造の部材の剛性をひび割れ前の …

コンクリートのひび割れを抑える方法

コンクリートにはひび割れがつきものです。 ひび割れたら何が困るのかというと、見た目に美しくないだけでなく、 「水が入ってしまう」のです。   水が入るとどうなるのか、鉄筋コンクリートにはその …

ブログ内検索

2017年7月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

スポンサーリンク



ブログの更新をメールで通知

✉ブログの更新をメールでお知らせ↓

NEW!! 2020年版発売されました

スポンサーリンク