まちの構造屋さん

建築設計、おもに構造設計についての備忘録など。 ご意見・ご質問などコメントお待ちしております ♪(ページ右上にあります)

RC S 木造

断面算定結果がNG…どうする?

投稿日:

部材断面は余裕をもって設計するのが一番ですが、なかなかできない場合もありますよね。 そんなときの対処法をまとめておきます。

①感覚と合っているか感じる(全体の設計方針とあっているか。骨組のバランスは?)

②検定比の中身のチェック (ケースは長期or短期?、検定比、その他の部材の検定比との比較、断面算定位置、一本化など)

③応力図・変形量のチェック(応力図は妥当か? CMQ、応力割増し、変形量、たわみ)

 RCの場合は剛節架構の応力割増し、袖壁、垂れ壁などの影響が大きい。応力割増しは、ひび割れによる剛性低下を考慮した弾塑性増分解析をしてみる。 S造の場合は剛床解除の設定が間違っていないか、梁の水平剛性、捩れ剛性などの設定をチェック。

④荷重入力のチェック。(床荷重、特殊荷重、仕上げ荷重、地震力、Z、Co、Aiなど)

 荷重を減らせる場合は減らす。(屋根、床、壁の仕様、階高の調整など)

⑤部材サイズを上げられないか? もつ部材に変更してみる。(幅、せい、板厚、強度など)天井懐に余裕はないか? 梁が天井から出てきてもいいのでは?

⑥間仕切壁の重量を見直す。間仕切壁の荷重伝達はどうなってる?

⑦梁の掛け方、床荷重の伝達方向を見直す。

⑧柱・梁・小梁等を追加して荷重を分散できないか?

⑨特殊な部材を用いる。(高強度材、ビルドH、PRC梁、SRC、CFT、トラス材、張弦梁など)

⑩鉄骨梁の場合、曲げにウェブを考慮できないか、ノンスカラップにできないか。合成梁にするか。

⑫計算ルートを変える。

大体こんなところでしょうか。

他にもこんなのがあるよ!という方はコメントいただけるとありがたいです^^

もちろん、部材の断面算定結果を見る前に、全体の計算条件のチェックはしておく必要はありますよね。

0
いいね! 0
読み込み中...





  

-RC, S, 木造

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

H-350の細幅とH-244の中幅

部材せいが違うだけで、フランジ幅、板厚は同じなんですね。 H-350×175×7×11 H-244×175×7×11 Iy、Zyは同じで、Aが異なるので、iyは少しだけH-244が大きくなっています。 …

引張ブレースの設計

久々にブレースの設計をすると、断面積に全断面積Agか有効断面積Aeのどちらを 使うのかわからなくなります(いまだに^^;) 今度こそってことで、まとめておきたいと思います。   ・山形鋼、溝 …

RCの躯体開口寸法の取り方

RCの伏図・軸組図の開口寸法を書くときどうしてますか? 意匠図のサッシの有効開口寸法そのままで、躯体開口寸法書いてないですよね?   一般的に、 開口の上・左右 … サッシ寸法+55~60m …

no image

構造的に無視しても良い開口の大きさ

この開口、構造的に無視してもいいんだっけ?っていう小さい開口、たまにありますよね。 どれぐらいまでならOKなのか。 黄色本p.318から一部抜粋します。(※ただし、開口補強は必要です。2010年版で改 …

木造住宅等の耐震診断

■木造住宅の耐震基準の変遷 ・1981年5月以前:旧耐震基準 ・1981年6月以降:新耐震基準  必要壁量が旧耐震基準の1.2~1.4倍になった。(1959年12月以前は、さらに必要壁量が少なかった) …

ブログ内検索

2020年10月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

スポンサーリンク



ブログの更新をメールで通知

✉ブログの更新をメールでお知らせ↓

NEW!! 2020年版発売されました

スポンサーリンク