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壁式RC造

Last updated on 2020年12月24日

≪壁式鉄筋コンクリート造 規準の変遷≫

 ・1952年 鉄筋コンクリート壁式構造の設計規準
 ・1965年 壁式プレキャスト鉄筋コンクリート造設計規準
 ・1982年 プレキャストの第一次改訂版
 ・1989年 壁式鉄筋コンクリート造計算規準(案)
 ・1997年 同計算規準  階高制限の緩和、整形性制限の緩和、地震地域係数やコンクリート設計基準強度の上昇による壁量の低減を平13年国土交通省告示第1026号に先立ち可能とした。
 
・2001年 壁式鉄筋コンクリート造の技術基準(昭和58年建告第1319号)が平13国交省告示第1026号として改正
 
・2015年 壁式鉄筋コンクリート造設計・計算規準  設計規準、計算規準ならびに「壁式プレキャスト鉄筋コンクリート造設計規準・同解説」を設計・計算規準としてまとめ、かつ新たに保有水平耐力計算や付着・継手・定着の計算方法を規定したもの。 学会規準による構造性能は、告示の規定によるものと同等以上を有している。
 
 
 
■壁梁の意味
 
・「壁式鉄筋コンクリート造設計・計算規準・同解説(日本建築学会)」より
各階の耐力壁の頂部には、原則として壁梁を有効に連続して設けるものとする。ただし、建物としての一体性が確保でき、かつ耐力壁の負担せん断力が適切に評価できる場合は、この限りでない。
各階の耐力壁上部には壁梁を有効に連続して設け、建物としての立体効果を確保することが壁式構造としての大前提である。なお、「原則として」としたのは、集合住宅の用途に供する建物等における張間方向に設けられる戸境壁のように1構面が開口部のない独立連層耐力壁より構成される場合、当該独立連層耐力壁の頂部には壁梁を設ける必要はないが、両端には直交壁を設け、以下に記載する壁梁の役割を直交壁に代替させる必要がある。
 壁梁は、耐力壁の浮上りや転倒を阻止する重要な役割を担っている。さらに、1方向の耐力壁が顕著なせん断ひび割れの発生によって、鉛直支持能力が低下しても、他方向の健全な耐力壁がこの鉛直力の一部を支持できるように、耐力壁の応力を相互に伝え、危険な落階を防止する重要な役割を有している。現場打ちおよびPCa壁式RC造建物に壁梁を設ける趣旨は、スラブの固定荷重と積載荷重を安全に支持するとともに、地震時における耐力壁の応力を相互に伝えることができるようにすることである。

 

 

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