Last updated on 2017年8月1日
夏ですね。
音だけが聞こえてくる花火大会ほど嫌なものはありません! 一緒に見に行く人がほしい^^;
そんな話はおいといて、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
部材を設計していてたわみが制限値を超えた…
こんなとき、皆さんならどうしていますか?
考えられる案としては…
①そもそもたわみの検討必要か考える。必要であれば制限値のチェック。
②荷重を見直す。
③部材のIを上げる。Cならば2Cにする等。
④連続梁にする。
⑤くっついている部材(スラブとか)の合成効果を考慮する。
⑥上から吊るor下から支える(方杖、張弦梁など)
⑦むくりをつける
⑧プレストレスをかける
⑨変形増大率を計算で求める
⑩実験で確かめる
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
④について、
等分布荷重wがかかる均等スパンの梁のたわみは…
単純梁のδmax1=(5/384)wl^4/EI … 5/384=0.0130 1
2連梁のδmax2=(1/185) wl^4/EI … 1/185=0.0054 0.42
3連梁のδmax3=(1/145)wl^4/EI … 1/145=0.0069 0.53
(※上記データの参考文献は、気になる方のみ、コメントでお聞きください(笑))
このように、梁のたわみは、単純梁を1とすると、1:0.42:0.53となります。
連続梁にすると、たわみは半分ぐらいになるんですね。
注意したいのは3連梁、これは2連梁よりもδmax、Mmaxともに少しだけ大きくなります。
連続梁にすればするほど小さくなるわけではないんですね(^-^)
たわみの検討をする際、SやRC部材なら大抵、曲げ変形のみを考慮すればOKですが、
CLT床の場合は、せん断変形も考慮するので要注意ですね。
こんなところでしょうか。また思いついたら追記したいと思います。
それでは、今日もがんばりましょう。
Be First to Comment