Press "Enter" to skip to content

地盤調査を深さ何mで止めるか?

Last updated on 2021年6月29日

“ 何メートルまでボーリングしましょう? もう止めていいでしょうか? ”

 

よく地盤調査屋さんから聞かれるやつですね。

N値50以上の洪積層の岩が出たら、埋め込む杭径分ぐらいの深さをボーリングすればOKでしょう。
じゃあ、直接基礎の場合は?
スウェーデンサウンディング試験の場合は?(これは聞かれることは少ないですが)

黄色本から該当箇所を書き出してみます。
——————————————————–
■地盤種別の判定(P.303)

①支持層の厚さについて
(中略)このため一般には、判定の対象となる支持層の厚さは最低3m以上、できれば5mから10m以上必要である。

■スウェーデンサウンディング試験の場合(P.561)

地盤の許容応力度を求めるためには、貫入できない地層が下方に連続して存在している場合を除き、基礎の底部から下方5mまでの調査が必要であり、‥‥

■標準貫入試験の場合
・杭基礎の場合(P.573)

支持力算定式の適用に際しては、くい先端以深にN値算定区間と同等の地盤が続くことが前提であることから、性能評価等において調査範囲の規定が設けられていない
場合は、地盤調査等により、くい先端より下方に5D’(D’:基礎ぐいの先端の有効断面積を円形とした場合における円の直径)以上の範囲(以下、くい先端下部地盤)における地盤
情報を把握し、くい先端付近の地盤と同等以上であることの確認を行う必要がある。(中略)なお、くい先端下部地盤における地盤情報が既往の調査や近隣の地盤情報により
くい先端付近の地盤と同等以上である(あるいは、同等の支持力係数によって評価できる)ことが明らかな場合には、この限りではない。また、‥‥

——————————————————–

杭基礎の場合は、建物の規模により支持層が3mから5mぐらいはほしいですね。
岩が出てこない場合、いわゆる中間層支持となりますから、中間層よりも下部がどうかとか、地盤種別の判定のためにも、
支持層とする層から下部5D’以上はボーリングする必要があるということですね。層の土質も考慮したほうがいいですね。

支持層とする層が洪積層で、僅かに5D’に届かないような場合は…洪積層の砂礫とかであれば、下部が粘土だとしても洪積層なので問題ないと考えることができるでしょう。

直接基礎の場合は、接地圧の影響範囲を考慮して決める必要がありますよね。
上部に都合よくN値の大きい層が続いていればいいのですが、支持層が薄かったり、下部のN値が小さかったり‥なかなか悩むところです。
液状化も考慮しないといけないですし。

スウェーデンサウンディング試験の場合は、計画建物の規模が小さい時に行いますが、掘削できない場合を除いて、沈下の有無を判断するためにも支持層の下部5mは調査する必要があります。

Be First to Comment

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。