RC規準では、
・付着及び継手に関しては
長期+短期+安全性確保の検討が必要
・定着に関しては
安全性の確保のみが要求されている。
異形鉄筋の場合、付着の破壊は付着割裂破壊となる。
これは、鉄筋がコンクリートから滑り出るのではなく、コンクリートが割裂かれるメカニズムである。
コンクリートには、鉄筋の円周方向に引張応力(リングテンション)が発生する。
この応力がコンクリートの引張耐力に達するとひび割れが発生する。
付着検定断面
・スパン内で最大曲げモーメントとなる断面
・スパン内で減じられる鉄筋(カットオフ筋)が計算上不要となる断面
・曲げ付着応力度
部材断面のモーメント勾配による釣合から求められる。微小区間での検討。
・平均付着応力度
ひび割れ範囲を除いた有効付着長さにおける平均的な付着応力度
安全性確保のための付着割裂破壊の検討は
平均付着応力度による。
ここでは、付着割裂の基準となる強度に、割増係数K(上限2.5)を乗じる。
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