まちの構造屋さん

建築設計、おもに構造設計についての備忘録など。 ご意見・ご質問などコメントお待ちしております ♪(ページ右上にあります)

基礎 未分類

圧密沈下の検討

投稿日:2018年1月26日 更新日:

「小規模建築物基礎設計指針」による圧密沈下の検討手順のざっくりメモです。

小規模指針では、SWS試験において自沈する地層など軟弱地盤で不同沈下が予想される場合は、沈下の検討を行うことが望ましいとされています。

また、平13国交告第1113号 第2では、SWS試験で地耐力を求める場合で、

・基礎底部から下方2m以内の範囲において1kN以下で自沈層がある場合

・基礎底部から下方2mを超え5m以内の範囲において500N以下で自沈層がある場合

には、建築物の自重による沈下その他の地盤の変形等を考慮して建築物または建築物の部分に有害な損傷、変形および沈下が生じないことを確かめなければならない。とされています。

 

圧密沈下の検討手順

①接地圧を求める。

 

②圧密対象層の層厚中間位置での地中増加応力⊿σを求める。

B×Lの長方形の地表面に接地圧がかかる場合の、隅角部における深さZの点での⊿σが求まる。

隅角部以外の任意の点では、長方形分割法(長方形の中心位置ではそれぞれの長方形の⊿σの4倍になる)により求める。

(集中荷重が加わる場合のブーシネスクの式を積分した式に基づいた式(5.5.4)による)‥‥基礎指針p.133の式(5.3.12)と同じ

 

③圧密対象層の圧密沈下量Sを求める。圧密層が多層ある場合は、層毎に求めて合計する。

((5.5.1)式または(5.5.2)式により求める)

 

④沈下量が許容沈下量以下になることを確認する。

不同沈下量が許容量以下になることを確認する。

 

※一見、べた基礎にしか使えないように見えますが、布基礎でも使えるようですね。

(p.82中間参照)

 

なお、地耐力の検討には圧密は関係ありません。

別途、普通に地耐力を求めて、接地圧≦地耐力であることを確認します。

(参考文献)


0





-基礎, 未分類

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

蟻鱒鳶ル

久々にいい本に出会いました。 たまたま近所のツタヤで見かけて、 「あれ?ちょっと高くなーい?」 って思ったけど、自力でビルを建てられてるのはネットで知ってて、気になってたので^ ^ その名も、蟻鱒鳶ル …

no image

確認申請を必要とする建築物・工作物・建築設備

確認申請を必要とする建築物・工作物・建築設備 http://www.city.susono.shizuoka.jp/machizukuri/2/5/3043.html ↑こちらは詳細に書かれています。 …

立面図にこだわる意匠屋さん

意匠屋さんは立面図の見た目を気にされますねー 実際、そんな高いところ下からまじまじ見る人いないって!(笑) (同業者は稀に見るかもだけど^^;) 立面図を書くと目の前に見えるし、図面になったときにかっ …

no image

杭基礎フーチング周りの寸法

■杭の最小間隔…施工性と支持力への影響を考慮して下記の値となっている。   杭間隔が小さい場合は群杭の影響を考慮する。 施工性、支持力や変位量の妥当な評価が可能であれば、上記の値にこだわる必 …

no image

保有水平耐力を上げる方法

■RC造 ・指定層間変形角以前にヒンジが生じている部材の主筋を増やす。 せん断保証設計に注意。柱なら引張鉄筋比に注意。 ・断面を大きくする。 どの階のどの節点で指定層間変形角になっているか確認する。 …

ブログ内検索

よく読まれてる記事

よく読まれてる記事