まちの構造屋さん

建築設計、おもに構造設計についての備忘録など。 ご意見・ご質問などコメントお待ちしております ♪(ページ右上にあります)

法規

設計クライテリア 

投稿日:2017年7月7日 更新日:

建築物は、地震の規模を中地震と大地震に分けて設計します。
1981年の建築基準法改正で規定され、「新耐震設計法」と呼ばれています。

 

1.長期【常時・積雪時】

日常的に作用する荷重・外力である長期荷重に対して、建築物の構造耐力上主要な部分に使用上の支障が生じないことを目的とする。長期許容応力度を超えないことを確かめる。

 

2.短期【積雪時・暴風時・中地震時(建物が存在する間に数度遭遇する、震度5弱程度の地震) 】

稀に発生する荷重・外力である短期荷重に対して、構造耐力上主要な部分に損傷が生じないことを目的とする。(部材を弾性状態に保つ。短期許容応力度を超えないことを確かめる。)

 

3.終局時【大地震時( 建物が存在する間に1度遭遇するかもしれない震度6強程度の地震 】
極稀に発生する大地震時に、建物が倒壊・崩壊しないように設計する。(部材の塑性化を許容する。)

 

法規上なくなった言葉ですが、黄色本では、

上記1と2を「許容応力度計算」と呼んでいます。

 

(参考)
黄色本p.66

0





-法規

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

「高さ」の種類

「高さ」というと申請上の「建築物の高さ」や、北側斜線制限の最高高さ、 または構造計算に用いる際の高さ、風荷重算出時に用いる高さ等、様々な種類があります。 皆さん、正確に理解されているでしょうか。 私は …

ペントハウスは階数に含まれないか?

ペントハウスは階数に含まれないか。たまにこれが問題になります。 鉄骨造の場合、階数によってルート判定が変わってくるため、ペントハウスが階に含まれるかどうかが重要になってくるからです。 また、ペントハウ …

no image

地震地域係数について

no image

構造的に無視しても良い開口の大きさ

この開口、構造的に無視してもいいんだっけ?っていう小さい開口、たまにありますよね。 どれぐらいまでならOKなのか。 黄色本p.318から一部抜粋します。 開口部を設けない場合と同等以上の剛性、耐力を有 …

no image

200㎡以内ごとにexp.jで区切られている場合の申請

鉄骨造の平屋で、床面積の合計が200㎡を超えている場合でも、200㎡以下ごとにexp.jで区切られている場合、 構造的には分離されているので、それぞれに計算書の提出は不要になります。 ただし、構造図は …