まちの構造屋さん

建築設計、おもに構造設計についての備忘録など。 ご意見・ご質問などコメントお待ちしております ♪(ページ右上にあります)

基礎

杭径と杭種、どちらを上げる方がお得か

投稿日:2017年3月22日 更新日:

プレボーリングの既製杭、PHC杭をよく使うのですが、設計変更でもともと考えていた杭では持たなくなる

ということが結構ありますよね。

支持力が持たなくなったときは、杭径を上げるか、杭長を長くするかということになりますが、

杭の曲げが持たないとき、

杭種を上げるのか、杭径を上げるのか、どっちがいいのか迷うことがあります。

 

水平力は杭体の水平剛性と地盤の水平抵抗を考慮して振り分けられるので、

一部分だけ杭径を上げると、その杭がより多くの水平力を負担することになります。(剛床仮定のもとでは)

 

なので、杭の曲げが持たないからといって、杭径を1サイズアップさせても持たないなんてことが稀にあります。

単純に杭の曲げ耐力を上げたければ杭種を上げればいいんですが、コストも上がります。

 

A種→B種→C種の順に杭にかけるプレストレス力が大きくなり、杭の曲げ耐力も大きくなりますが、コストも上がります。

以前、建設物価などで調べましたが、

杭径を上げるよりも、杭種をB種からC種に上げた方が安いということが分かりました。

 

つまり、曲げ耐力のみを(少し)上げたい時は、杭径を上げるより、杭種を上げた方がお得ということですね。

0





-基礎

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

地盤調査を深さ何mで止めるか?

“ 何メートルまでボーリングしましょう? もう止めていいでしょうか? ”   よく地盤調査屋さんから聞かれるやつですね。 N値50以上の洪積層の岩が出たら、埋め込む杭径分ぐらいの深さをボーリ …

既存杭があったときどうする?

どうも。   花粉は吸ったほうが免疫が付くんじゃない? と言いつつ、薬に頼ってます。   また杭の話です。担当物件がただいま絶賛杭工事中なので、それに影響されてます^^; &nbs …

no image

地盤改良の設計メモ

※20/01/14追記  建物本体が四号建築物であっても、基礎下を地盤改良する場合は、地盤改良は仕様規定から外れることになるため、  地盤改良の検討書は確認に提出してみてもらう必要がある。 &#821 …

杭の偏心による軽微変更

公園の桜がにぎやかになってきました。 街では新社会人の姿もちらほら。 初々しい姿はいいものですね。   杭の施工後の偏心による軽微変更。 たまにやると、どういう手続きをとるのか忘れてしまうの …

no image

沈下について

即時沈下‥透水性の高い砂質土に生じ、荷重が加わると同時に土中の水が移動し沈下は早期に終了する。 即時沈下は比較的表層部の弾性変形と考えられ、小規模建築物のような荷重度が小さい場合、問題となることはほと …

ブログ内検索

最近のトピック

よく読まれてる記事

よく読まれてる記事