Last updated on 2023年6月14日
今回は意匠図の仕上表、矩計図によく登場する、内装下地材についてまとめてみたいと思います。
石膏ボード(略称:PB(プラスターボード)、GB(ジプサムボード)など)
- 石膏を芯材とし、両面を石膏ボード用原紙で被覆成型した建築用内装材料
- 防火性、遮音性、加工性に優れる。
- 衝撃に弱い(もろく、かけやすい)。水に弱い。
- 価格:めっちゃ安い(9.5mm厚で200円程度/㎡)
- 用途:壁及び天井の下地材
- 厚さ: 9.5 12.5 15 21 25 mm
- 厚さ9.5mmで準不燃材料、12.5mm以上で不燃材料となる。
- 重量:種類によって異なるが普通石膏ボードの場合、9.5mm厚が6.6kg/㎡、12.5mm厚が8.5kg/㎡。
【参考サイト】
-
- 石膏ボードの重さ一覧表
- 石膏ボードの価格や種類は?
- http://www.gypsumboard-a.or.jp/about/
- http://www.chiyoda-ute.co.jp/product/gypsumboard/gb.html
- https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E8%86%8F%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89
- http://mabu578816.blog14.fc2.com/blog-entry-991.html
- 穴あき吸音ボードhttp://www.chiyoda-ute.co.jp/product/gypsumboard/kyuonb.html
ケイカル板(ケイ酸カルシウム板)
- けい酸質原料、消石灰、パルプ等補強繊維が主原料とし、オートクレーブ養生によって作るボード
- 防火性、加工性、比較的耐水性に優れる。湿気などでの寸法変化、反りなどが少なく品質が安定している。腐食しない。
- 繊維質の補強効果でによる粘り強い材料で、耐衝撃性に優れる。
- 価格:ちょっと高い(軒天によく使う6mm厚で700円程度/㎡)
- 用途:水回り、半屋外(軒天、駐車場の天井、マンションのベランダ隔壁板等)。
- 厚さ:(4) 5 6 8 10 12 (15) mm (括弧内はJIS規格外)
- 厚さ4mmで不燃材料となる。
- 重量:6mm厚が6kg/㎡、12mm厚が12kg/㎡。
【参考サイト】
木毛セメント板(木質セメント板は、木毛セメント板,木片セメント板の総称)
- リボン状に細長く削り出した木材をセメントペーストで圧縮成型した建材
- 関東大震災後、塗り壁の下地材用の燃えない建材としてドイツから輸入され使用されるようになった。ヨーロッパでは、100年以上の歴史を持つ。
- 防火性、加工性、遮音・吸音性、調湿性、脱臭性、耐蟻性、加工性等に優れる。
- 価格:まあまあ高い(厚さ15mmで1,100円/㎡程度)
- 用途:屋根野地板、外壁下地、コンクリート打ち込みパネル、一般住宅用内装、床下地等に利用。
- 厚さ:15 20 25 30 40 50 mm
- 厚さ15mmで準不燃材料(認定品)となる。(不燃木毛セメント板【日化ノンネンボード】は木質系セメント板として初めて不燃材料認定を取得した製品)
- 重量:普通,15mmで6~10.5kg/㎡、 硬質,15mmで10.5kg/㎡以上
【参考サイト】
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