2018年、いかがお過ごしでしょうか。
私はというと、なんか寒すぎて…テンション下がり気味です。
ホッカイロを2つ持ってなんとかしのいでます(‘ω’;)
物件もひと段落ついたし、、なんかいい仕事こないかな?
鉄骨梁の継手位置での断面算定についてです。
電算では、ボルト孔欠損を考慮した欠損断面で断面算定されます。
高力ボルト摩擦接合で保有耐力接合してるのに、なんで欠損断面でやらなくちゃいけないのって思いませんか?
一般的に使用されている継手の仕様は、SCSS-H97によっています。
この継手はどうやって決められたかというと、
①許容応力度設計…欠損断面に基づく許容耐力を設計用応力とした全強接合の検討により、ボルト径、本数、プレート厚などを決める。
②第一種保有耐力接合…①で設定した継手についてα値を確認し、保有耐力接合であることを確認する。満たさなかったら①をやりなおす。
このようにして決められているのです。
つまり、
①で欠損断面に基づいて継手が決められているため、一次設計で断面算定する際は、欠損断面でやる必要がある、またはそうしたほうが安全側。
という理屈だと思います。
そもそも、①で欠損断面じゃなくて、全断面で継手設計すればいいじゃんって思われるかもしれませんが、
継手位置は大体応力の小さいところに設けますし、経済性も考慮して欠損断面でしてるんですね。
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